IP-VPN
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IP-VPNとは、共用のアクセス回線を利用しお客さまポリシーにより通信相手を限定することで専用線に匹敵する高度なセキュリティと低コスト化を実現した閉域ネットワークサービスです。
ソフトバンクが提供する「ULTINA IP-VPN」は、ソフトバンクの獨自光網である「Etherコネクト」など豊富なアクセスラインナップから、通信狀況にあわせた回線速度を選択することで、お客さま環境にあわせたネットワーク環境を実現いたします。
ULTINA IP-VPNは、2021年3月31日をもって新規受付を終了いたします。
VPN方式ごとの違いについて
IP-VPNと広域イーサネット、エントリーVPN、インターネットVPNの違い
IP-VPN
Ip-VPNは、MPLS技術を利用したL3ネットワークで、高速広帯域なアクセスネットワークを基盤とするイーサネットアクセス回線で接続します。利用可能な通信プロトコルはIPだけとなります。金融や製造業を始めとして、高い信頼性が必要な業種にも數多く採用されています。
広域イーサネット
広域イーサネットは、MPLS技術を利用したL2ネットワークで、IP-VPNとの違いはIP以外の通信プロトコルを利用している場合でも利用可能です。そのため、既存のネットワークがIP以外を利用している場合でもそのまま活用できます。
エントリーVPN?インターネットVPN
ソフトバンクのイーサネットアクセスやダイレクトアクセス回線、地域系イーサネットサービス、フレッツアクセスなどインターネット回線を利用しているのがIP-VPNや広域イーサネットとの大きな違いです。インターネット區間の通信はセキュリティの標準化技術であるIPSecにより暗號化して通信を行います。
クラウド活用に最適なネットワークは「SmartVPN」
IP-VPNの特長
Point.1 ソフトバンクのプラットフォームへのシームレスな接続
「ULTINA IP-VPN」は、ソフトバンクが提供するVPNサービスや、「モバイルゲートウェイ」などの各種ゲートウェイサービス、プラットフォームサービスとシームレスに接続することが可能です。サービスとネットワークの融合により、お客さまの管理負荷を軽減し、業務のパフォーマンスを向上させます。
Point.2 豊富なアクセスラインナップ
高いコストパフォーマンスと広いエリアをカバーしているソフトバンクの獨自光網「Etherコネクト」などを中心に、豊富なアクセス回線で接続することができます。また、お客さまの通信狀況にあわせ回線速度の選択も可能です。
Point.3 高度なセキュリティと優れたパフォーマンス
高度なセキュリティ
データ伝送にMPLS(Multi-Protocol Label Switching)技術を採用。専用線に匹敵する高度なセキュリティをネットワーク自體が備えているため、データ保護のための付加裝置などは一切不要です。
優れたパフォーマンス
- バックボーンは、2.4Gbps~10Gbpsの光回線で24時間365日回線監視を実施
- 障害回復時間、ネットワーク遅延に対しSLAが規定されており、ネットワークの品質を保証
- 網內で取得した1年分のトラフィック情報を無料で公開。レスポンス低下の原因究明やシステム導入の効果測定などに活用可能
Point.4 容易な運用管理と柔軟な拡張性
煩雑になりがちな運用管理も容易に行うことができます。
- 拠點間はn対nのフルメッシュ構成により、ネットワークの構築、運用が容易
- 拠點の新設、廃止時の設定変更も、ネットワークを接続または切り離すだけで実施可能
- IPアドレスの管理は、お客さまがすでに設定しているアドレス體系をそのまま利用することができ、企業內の各拠點を結ぶイントラネットや、エクストラネットも容易に構築可能
Point.5 ネットワーク管理負擔を軽減するトータルソリューション
「ULTINA IP-VPN」は、お客さまネットワークを容易かつ効率的に運用できるソリューションサービスをご用意しています。例えば、回線に加えお客さま宅內のルータまでを含めてご提供する「マネージドCPE-S」や、24時間365日の回線監視と保守管理を行う「ネットワーク監視」などをご提供しています。

お勧めのアクセス回線
0.5Mbps~1Gbpsの豊富なアクセスラインナップの「ULTINA IP-VPN Ether コネクト」は、リング狀に構築した高速広帯域なアクセスネットワークを基盤とするイーサネットアクセス回線です。
サービス提供範囲

接続機器
お客さまオフィス內のルータなどの設備は、お客さま側でご用意ください。
また、ルータバンドルサービス「マネージドCPE-S」「ネットワーク監視」をオプションサービスとしてご用意しています。
お客さま側ルータのレンタル、運用サービス、常時監視、ヘルプデスクおよび保守をまとめてソフトバンクからご提供するものです。(この場合、サービス提供範囲はお客さまオフィス內のルータを含みます。)
IPアドレス
「ULTINA IP-VPN」閉域網內で使用されるIPアドレス(IPv4アドレス)は、お客さま側で自由に設定することができます。企業內でクローズドなイントラネットを構築する場合、RFC1918で定められたプライベートアドレスの使用を推奨します。社內LANなどですでにプライベートアドレスの體系が構築されている場合は、そのまま利用することができます。
ルーティング方式
アクセス區間(PE~CE間)におけるルーティング方式(有償サービス)
- スタティックルーティング
- ダイナミックルーティング (BGP4)
CE(Customer Edge):お客さまオフィス內において、IP-VPN網と接続され、お客さま側のエッジとなるルータ等の機器
PE(Provider Edge):IP-VPN網內において、お客さまからの回線を収容するIP-VPN側のエッジ
ネットワーク情報の開示
「ULTINA IP-VPN」をご利用のお客さまにバックボーントラフィックなどの共通情報や、お客さまごとのアクセス回線情報をWebサイトにて公開しています。

- バックボーン帯域使用率
IP-VPN網內Coreルータ相互間を結ぶ基幹回線の帯域使用率を示します。 - ネットワーク遅延
データパケットがEdgeルータ間(IP-VPN網內)の往復にかかる時間です。測定対象ルータ(Edge)は弊社で定めるものとし、ネットワーク全體(全測定區間)の平均値を公開いたします。 - アクセス回線利用狀況
VPNに含まれるアクセス回線毎に測定(Edgeルータのアクセス回線側)を行います。
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